耳寄り情報
中鎖脂肪酸の抗菌・抗ウイルス作用の仕組み
耳寄り情報・総集編
ココナッツオイルプリングとは?
マッサージにはココナッツオイル!
ココナッツオイルが固まる過程を撮影しました!
ココナッツの採取に猿を!?
椰子は椰子でも・・・
意外と身近に使われているココナッツ
サンパギータとは?
ココナッツで33日間生き延びた3人が救助
ココナッツシュガーのお話し
ココナッツシュガーで簡単ミネラル補給
ヤシの木をウイルスで駆除
ココナッツオイルに発がん性?!
刑務所でコロナ予防にココナッツオイル
新型コロナウイルスにココナッツオイル!?
中鎖脂肪酸の抗菌・抗ウィルスの仕組み
オイルが変わるとカラダが変わる!
中鎖脂肪酸の抗菌・抗ウイルス作用の仕組み
ココナッツオイルに含まれる
「カプリル酸」(C:8)「カプリン酸」(C:10)「ラウリン酸」(C:12)
などの中鎖脂肪酸には抗菌作用や抗ウイルス作用がある
ことがわかっています。
今回は、その仕組みについて書きたいと思います。
カプリル酸・カプリン酸・ラウリン酸などの脂肪酸は3つの脂肪酸とグリセリンからなる「トリグリセリド」という構造をしています。
これらが体内に摂り込まれ分解されると「モノグリセリド」という物質に変わります。
カプリル酸はモノカプリル、カプリン酸はモノカプリン、ラウリン酸はモノラウリンとなります。
トリグリセリドのままでは、抗菌作用や抗ウイルス作用はありませんが、
中鎖脂肪酸はモノグリセリドに分解されると抗菌・抗ウイルス作用が活性化されます。
それは、ウイルスや細菌は脂肪膜に覆われていますが、中鎖脂肪酸のモノグリセリドにはこれらと似たような組成があるからです。
組成が似ているため簡単にウイルスや細菌の膜に引き付けられ、その膜に吸収されます。
モノカプリル、モノカプリン、モノラウリンといったモノグリセリドが吸収されると、ウイルスや細菌の脂肪膜はバラバラに分解され破壊されます。
その結果、ウイルスや細菌は死滅します。
死滅した、ウイルスや細菌は白血球によって片づけられます。
またこれらの中鎖脂肪酸のモノグリセリドは抗生物質に耐性を持つようになったスーパー耐性菌と呼ばれる細菌にも非常に有効なことが知られています。
特に、ラウリン酸のモノグリセリド「モノラウリン」にはとても高い抗ウイルス作用を持つことが明らかにされています。
このモノラウリンに関しては次回のコラムで書きたいと思います。
それぞれのモノグリセリドには、細菌やウイルスに対して異なる性質をもつため、例えば大腸菌には強いものの、カンジダ菌には弱いといった違いがみられるそうです。
そのため、モノカプリル、モノカプリン、モノラウリンの3つのモノグリセリドが相乗効果を発揮すると非常に高い抗菌、抗ウイルス効果をもたらします。
ココナッツオイルの定番!
エキストラバージンココナッツオイルには
約65%
香りがなくお料理全般に使いやすい!
プレミアムココナッツオイルには
約61%
低温でも固まりにくい!液体タイプ!
MCTココナッツオイルには
約93%
の中鎖脂肪酸が含まれています。
- 2022.09.24
- 17:28
- 耳寄り情報